ゲームキューブ「バテン・カイトスII」は、戦闘が面白いRPGをしたい人にオススメ

ゲーム

前置き

ゲームキューブソフト「バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子」を紹介します。

こんな人にオススメのゲームです
  • スピーディーで面白い戦闘システムのRPGをしたい人
  • ゲームキューブの面白いソフトを探している人
こんな遊び方がオススメのゲームです
  • ダンジョン攻略がところどころ詰まりやすい部分があるため、詰まったら攻略サイトを見る。

クリア時間の目安は40~50時間です。

製品情報

項目内容コメント
ゲーム名 バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子
ハードウェアゲームキューブディスク2枚組
ジャンルRPG
プレイ人数1人
公式HPこちら
パッケージ裏

簡単なゲーム説明

ゲームキューブで2作発売された「バテン・カイトス」シリーズの第2作目です。

ストーリーは前作と直接繋がっています。具体的には前作の20年前が舞台となっており、前作に登場したキャラクターが多数登場します。
また、前作で明かされなかった過去の出来事が本作では明らかになるため、前作から遊んでいるとよりストーリーを楽しめます。しかし前作を遊んでいなくても、本作だけでストーリーはちゃんと理解できるものです。

本シリーズの戦闘システムである「マグナスバトル」は、前作と比べて一新したと言っていいくらいにシステムが変わり、テンポが大変良くなりました。

オススメポイント

前作と比べ全体的にテンポが良くなった

前作も面白いゲームではありましたが、キャラクターの移動やダンジョンの謎解き、戦闘など様々な場面でテンポの悪さを感じるものでした。
それが本作では、キャラクターの移動にはいわゆる「ダッシュ」が追加されたので快適になりましたし、それに伴いダンジョンの謎解きもキャラクターの移動が速くなったことでテンポの悪さが解消されました。
また戦闘のテンポも大変良くなりました。これは次で紹介します。

戦闘システムの大幅変更

戦闘システムは前作から大幅に変更されました。

まず本シリーズの戦闘システムを簡単に説明しますと、戦闘にカードゲームの要素を加えたようなシステムであり、予め作成したデッキからランダムな順番でカードが手札に入り、カードを使うことでカードに割り当てられた「攻撃」や「必殺技」や「装備」の効果を使えます。
また、カードはルール(前作と本作で大きく異なる)に従っていれば1ターン内に複数枚使うことができます。

戦闘シーン。右下にある5つのカードが手札であり、ここからルールに従ってカードを複数選択する。(画像は公式サイトより引用)

前作では、ターンが回ってきた味方や敵が1体ずつコマンドを選択し行動するシステムであり、行動しているキャラクター以外は待っているだけのシステムでした。
図で表すと下記のような時間の流れでした。

本シリーズの戦闘では1ターンに5,6回などと多くの行動が出来ることからキャラクター1体の行動時間が長く、前作は戦闘にとても時間が掛かるものでした。
 

本作では戦闘システムが大幅に変わり、味方や敵の行動中でも別のキャラクターのコマンドを選択でき、行動中のキャラクターの行動が終わり次第、次のキャラクターの行動が始まるシステムになりました。
図で表すと下記のような時間の流れになります。

このように戦闘時間が圧縮されただけでなく、キャラクターの行動もとてもスピーディになったため、戦闘のテンポがとてもよくなりました。

逆に、前作では攻撃属性(火や水)やそれに伴う弱点が戦闘で重要であったり、まとめて使ったカードの組み合わせによりボーナスが発生するなど、頭を使えば効率よく戦闘できるシステムがありましたが、それは本作では無くなりました。

スピーディーで爽快感のある戦闘をしたい方は本作「バテン・カイトスII」。頭を使った戦闘をしたい方は前作「バテン・カイトス」の戦闘システムが合うと思います。
どちらかというと「バテン・カイトスII」の方が幅広い人に好かれるシステムなため、オススメポイントとして紹介しました。

気になった点

ストーリーは前作の方が良かったか…

本シリーズでは、プレイヤーが「精霊」としてゲームに関わります。精霊の説明は前作公式サイトの説明が分かりやすいので下記に引用します。なお下記の文章の「カラス」とは前作主人公の名前です。

プレイヤーはカラスの分身としてではなく、カラスに宿る「精霊本人」としてバテン・カイトスの物語を紡いでいくことになる。つまり、精霊は、いままさにテレビの前にいる「プレイヤー自身」である、ということである。
プレイヤーが分身としてではなく、「本人」として物語に参加できることがバテン・カイトスの大きな特徴である。

前作の公式サイトより(https://www.bandainamcoent.co.jp/cs/list/batenkaitos/story/keyword.html)

前作ではこの設定がストーリーにとてもよく活かされており、プレイヤーがゲームキャラクターとともに世界を救っている感覚を味わえるものでした。
本作バテン・カイトスIIにもこの設定は活きていますが、前作と比べると設定が上手く使われておらず、むしろ前作での精霊の特別感が薄れてしまう内容だったように思いました。

そのため、もし前作の精霊の設定が好きだった人には、本作には前作ほどの期待をしない方が良いと思いました。

戦闘の難易度は高め

戦闘では、敵の攻撃によるダメージが大きい印象です。
敵の一度の攻撃で5割6割の体力が削られることが頻繁なため、常に体力を満タンに保つ必要があります。
また、本作では行動を選んでいる間も戦闘が進むことと、本作の戦闘システム「マグナスバトル」によって回復したい場合には回復用のカードが手札に無いと回復行動が出来ないことから、体力の管理が難しかったです。
そして味方の体力が残り少ないことに気付いているのに回復が間に合わないという場面が何度もありました。

これは戦闘システムに慣れるしか解消方法は無いと思いますので、スピーディーな戦闘が苦手な人にはオススメしづらいかもしれません。

まとめ

今回はゲームキューブソフト「バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子」を紹介しました。

本作は前作と比べて一長一短な作品だと思っていまして、ストーリー重視の人には前作「バテン・カイトス」、戦闘システム重視の人には本作「バテン・カイトスII」が嗜好に合うと思います。

このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。

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