（アイキャッチ画像の出典：オトメディウスG）
前置き
Xbox 360ソフト「オトメディウスG（ゴージャス！）」（以下「本作」と記載）を紹介します。
- 可愛いキャラクターが登場するシューティングゲームを遊びたい人
- グラディウスやパロディウスが好きな人
製品情報
| 項目 | 内容 | コメント |
| ゲーム名 | オトメディウスG（ゴージャス！） | |
| ハードウェア | Xbox 360 | |
| ジャンル | シューティング | |
| プレイ人数 | 1～3人 | オフラインは1人のみ。 オンラインまたはシステムリンクで2～3人 |
| 公式HP | 公式サイトは閉鎖していますが、waybackmachine上にアーカイブがありましたのでそれを紹介します。 こちら | Xboxのサイト上に画像だけですが紹介があるのでリンクを載せます。 こちら |
ゲーム説明
概要
本作はアーケードゲームとして稼働していた「オトメディウス」の移植と、家庭用に新規に作られたモードの２つが遊べる作品です。
ファミコンやアーケードゲームから続く人気作「グラディウス」シリーズではありますが、ゲーム内容は「パロディウス」に近い印象です。
ストーリー
「グラディウス」のゲームで描かれた、惑星「グラディウス」と亜時空星団「バクテリアン」との戦いから数千年が過ぎた時代が舞台で、地球を襲う「バクテリアン」に対抗するため、聖グラディウス学園に通う「空羽亜乃亜」をはじめとした数人の生徒が戦闘機に乗り戦います。
システム
システムは「グラディウス」や「パロディウス」と同じく、ショットボタンによる攻撃と、集めたパワーアップアイテムを消費してスピードアップ、オプション、レーザーなどを武器を獲得し、ステージ最後にいるボスキャラを撃破を目指します。
キャラクターは6人から選ぶことができ、それぞれで使用できる武器が異なります。
本作のゲームモードには「オリジナルモード」と「ゴージャスモード」の２つがあります。それぞれについて以下で説明します。
オリジナルモード
アーケードで稼働していた「オトメディウス」を移植したモードです。
このモードの中にも更に、「シングルミッションモード」「バーサスミッションLIVEモード」「バーサスミッションLANモード」の３つがあります。
メインは「シングルミッションモード」です。
シングルミッションモードは、４つ用意されているステージから好きな順番で３つを攻略する、シューティングゲームとしては珍しいシステムが採用されています。
ボリュームは１周（３ステージ）クリアで約20分です。
「バーサスミッションLIVEモード」と「バーサスミッションLANモード」は、他のプレイヤーと同時にゲームを開始し、スコアを競うモードです。
それぞれのモードで、オンライン対戦か、ローカル対戦（人数分のXBOX360と本作ソフトが必要）かが異なります。
ステージは、シングルミッションモードとは異なる本モード専用ステージであり、複数用意されたステージからランダムに選ばれたものを攻略します。
ボリュームは１周クリアで約10分です。
いずれのモードも、クリアするたびに新たな武器（またはイラストカード）が手に入り自機をカスタマイズできるため、何周もクリアすることを前提としたゲームモードだと言えます。
オリジナルモード限定のシステムとして「バースト」と、その上位技「ドラマチックバースト」というボムシステムがあります。
中でもドラマチックバーストは画面内広範囲の敵をパワーアップアイテムに変える効果があるので、序盤で一気にパワーアップすることやハイスコアを狙うことなど、攻略をパターン化する楽しみを生み出しています。
ゴージャスモード
オリジナルモードのシングルミッションモードで遊べる４ステージと、このモードのみ登場するステージで構成されています。
また、攻略するステージを選択するシングルミッションモードとは異なり、このモードは決まった順番でステージ攻略をする、グラディウスやパロディウスと同じシステムとなっています。
ボリュームは１周クリアで約30分です。
オススメポイント
安定した面白さのシューティングゲーム
本作は「グラディウス」シリーズであり、さすがその名を冠するだけあって安定した面白さがあります。
特にゴージャスモードは、純粋にグラディウスシリーズの１作品として楽しめると思います。
なおグラディウスシリーズではありますが、操作キャラクターにはグラディウスシリーズの機体「ビックバイバー」以外にも、がんばれゴエモン、ツインビー等をモチーフにした機体があり、敵キャラクターにもグラディウス以外の作品のキャラクターが多数登場するため、「パロディウス」に近い感じもあります。
なお ”萌え” を前面に出したゲームなので抵抗を持つ人はいるかもしれませんが、ゲーム内容はしっかり面白いものなので、むしろキャラクターで興味を持った人の方が本作を楽しめるかもしれません。
気になった点
「シングルミッションモード」のボリュームが少なく感じる
本作のメインコンテンツは「アーケードモード」の「シングルミッションモード」だと思っているのですが、前述の通り全４ステージでありすぐに全ステージ攻略できることがボリューム不足に感じました。
もともと、シューティングゲームはそれほどボリュームが多くなく、プレイヤーがどれだけやりこむか次第の部分は大きいのですが、本作は自分の好きな順番でステージを選べる独特のシステムのため、ノーコンティニュークリアを目指すモチベーションが上がりづらいといった要因があるのかもしれません。
しかし周回するごとに使える武器が増えるといった周回前提の要素は他のシューティングゲームよりも多いので、本作特有の遊び方を理解すれば他のシューティングゲームに引けを取らないボリュームを感じられると思います。
（出典：オトメディウスG）
総合的な感想とまとめ
今回は「オトメディウスG（ゴージャス！）」を紹介しました。
一見”イロモノ”に見える本作ですが、シューティングゲームとして「グラディウス」「パロディウス」のようによくできており、そこに現代風のシステムやキャラクターが加えられたある意味「順当進化」作品のように感じます。
そのため本作の購入を考えられている場合、ゲーム内容への心配はしなくても大丈夫だと思います。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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